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法人紹介

◎小羊学園の誕生

小羊学園は、日本基督教団遠州教会の信徒、山浦俊治・明子夫妻の祈りのうちに想起され、その思想と事業姿勢に共感した多くの人たちの善意に支えられて創立されました。

1964年1月、聖隷三方原病院を退職した山浦は、約2年間の開設準備を経て、社会福祉法人十字の園の傘下で1966年(昭和41年)5月、最初の施設、知的障害児施設「小羊学園」を開園しました。

その後、小羊学園(現三方原スクエア児童部)の歩みの中から、おおぞらの家(現聖隷おおぞら療育センター)、若樹学園(現支援センターわかぎ)、小羊学園青年寮(現三方原スクエア成人部)が生み出され、1987年(昭和62年)10月に「社会福祉法人小羊学園」として静岡県の認可を受けました。

創立者、山浦俊治・明子夫人と
小羊学園の子ども達

◎わたしたちの願い

社会福祉法人小羊学園は、聖書に示されている創立の精神を継承しつつ、次の3つの視点にたって、事業を推進したいと願っています。

1
心身の発達に大きなハンディキャップを負った子どもたちが、そのライフステージに添って必要とする支援を精一杯提供したいと願っています。
2
様々な障害のためコミュニケーションにハンディキャップのある人たちを受け入れ、一人ひとりの命の豊かさを認め、共に分かち合いたいと願っています。
3
様々な弱さをもって生きる人も、個性ある一人の人間(市民)として尊重されるよう、地域の中に理解者の輪を広げ、真に平和な社会を実現したいと願っています。

◎これから

社会福祉法人小羊学園は、このような願いを実現するために、次のような方針に添って事業展開したいと思います。

1
これまでの歩みの中で与えられたそれぞれの施設、事業のもつ特長を生かしつつ、お互いに協力して、事業の効率的な推進を図ります。
2
同じようにキリスト教を基本理念とする聖隷グループの諸事業、さらに同じ地域の中で共に市民の福祉を担う人たちと広く連携しつつ、その中で私たちの役割を担いたいと思います。
3
地域社会の主体である市民、および市民生活を広い視野から支える行政と協働しつつ、福祉事業を担う使命をもつ団体して、将来にわたって福祉社会の実現をめざしたいと思います。

◎理事長より

「これらの小さな者がひとりでも滅びることは、あなたがたの天の父の御心ではない」 小羊学園開設当初は、重い障害を持つ子どもたち、そして現代においては、子どもの貧困、少子高齢化、8050問題といった様々な社会背景の中で、制度の狭間からこぼれ落ちる小さな者(社会的な弱者)たちが存在しています。本来、福祉はこうした人たちのためにあるべきだと思います。私たちは、小羊学園を必要としている人たちのために、福祉の根本に立ち返りつつ、新しい地域貢献のあり方を模索し続けたいと考えています。

2026年、小羊学園は創立60周年を迎えます。小さく弱い者を大切にする小羊学園の歩みはこれからも続きます。どんなに小さな存在も排除しないインクルーシブな社会(平和な社会)を願い、新たな取り組みを進めてまいります。

社会福祉法人小羊学園
理事長 雨宮 寛
小羊学園公式SNS